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塗り替えリフォーム(外壁)の豆知識


 このところのリフォームブームでさまざまな情報が入ってくるようになり、一般の方々には良否の判断が難しくなっています。
 ここでは、"防水"を主眼に置いた一般住宅におけるチェックポイントをいくつか挙げます。


サイディング目地シールの亀裂
サイディング目地シールの亀裂

チョーキング現象
チョーキング現象

外壁(サイディングボード)編


 一昔前に日本の家屋でよく使われていた木(下見板)張り構造から、戦後の法整備に伴い、防火上の目的から、最近では耐火性に優れた壁材として"サイディングボード"が主流になってきました。
 このサイディングボードは、スレート瓦等と同じように施工の利便性による工事の短縮やコストの軽減から、大変多くの家屋で採用されています。
 サイディングボードには

 1.窯業系サイディング
 2.金属系サイディング
 3.合成樹脂系サイディング

 等があります。
 新築時には窯業系が多く使われ、改装時には金属系が使われることが多いようです。
 窯業系サイディングは、セメントと繊維質の原料を高温・高圧で鋳型したもので、表面を塗装により保護しています。
 防水面ではサ、イディングボード表面に施された塗装膜が防水の役割を担っており、塗装幕の劣化が進むとさまざまなトラブルが発生します。また、ボードとボードをつなぐ目地にはシーリング材が充填されますが、これも経年劣化が進むと、トラブルのもとになります。
 以上のことから、次の症状には注意が必要です。

 1.変色・退色が激しい
 2.手でさわると白い粉のようなものがつく(日当たりのよいところでは特に多い)
 3.塗装膜がはがれている
 4.目地のシーリング部に隙間やひび割れがある
 5.サイディングそのものに反りがある

 これらは、いずれも塗装膜や目地シーリングの劣化を表す症状です。
 放っておくと建物の構造材の腐食を招き、漏水を起こしたり浸入した水分でアレルギーの原因であるカビを発生させたりすることにもなりますので、早め早めの対策が必要です。

外壁(モルタル壁)編


 モルタル壁もまたサイディングボード同様、防災上の観点から戦後数多く用いられ、歴史的にはサイディングボードよりも古く、現在でもこの壁材を使った家屋をたくさん見ることができます。
 この壁は、耐火性能は高くなりますが、防水面から見ると問題がないわけではありません。
 モルタルにより建物を覆うという構造上、大きな地震などの揺れに対して壁材が追従できず、亀裂が入ったりします。通常は表面を塗装膜で保護していますが、亀裂が大きかったり、劣化が進み塗装膜の弾力性がなくなると亀裂が表面に出てきてさまざまな問題を引き起こします。
 防水上の観点から、次のポイントには注意が必要です。

 1.壁面に大きな亀裂(構造クラック)がある
 2.髪の毛程度の細かい亀裂(ヘアークラック)がある
 3.手で壁を触ると白い粉のようなものがつく(チョーキング)
 4.塗装膜のハガレがある
 5.表面に小さな穴がポツポツとあいている(ピンホール)

 このような症状がみられた場合、他の壁材同様やはり建物内部に水が浸入しやすくなっています。
 放っておくと柱などを腐らせてしまったり、内部の断熱材に水がたまり、アレルギーの原因であるカビやダニを発生させてしまうこともあり、早急に亀裂を埋めるなどの対策が必要です。

モルタル壁のクラック
モルタル壁のクラック

壁面の塗膜剥離
壁面の塗膜剥離


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